弁護士や裁判所を名乗る特別送達が届いた!架空請求との見分け方

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弁護士や裁判所を名乗る特別送達が届いた!架空請求との見分け方

1 架空請求とは

一言でいえばでっち上げ、です。
裁判所からのものではないもの、
例えば葉書等で請求されているだけのものは放置したとしても何ら問題はありません。
これは身に覚えがない、と思えば放置すべきです。むしろ、対応すればするほど、相手の思うつぼにハマってしまいます。
もっとも、悪質な場合は、債務者(お金を請求されている人)に対して、
裁判所における少額訴訟手続(そうではない通常の訴訟手続を利用する場合もありますが、
少額訴訟手続は、裁判所の事務処理能力と、紛争の早期解決を図った手続であり、
一回の審理しかなされず、また、確定判決の効力は、通常の訴訟手続における判決と変わりなく、
債務者の財産に強制執行をかけることができることから、
架空請求においては少額訴訟手続が利用されることがほとんどです。)によって、
判決を確定させ、債務者の預貯金などから強制執行という形で財産を奪うことを目的とすることがあります。
特に身に覚えがない請求が裁判所を経由して、債権者(お金を請求している人)から届いたとしても、
一般の方は無視してしまう場合があります。
無視をしていると、判決が確定し、債権者の思うつぼ、というわけです。

 

2 架空請求とそうでない請求をどうやって見分けるか。

そもそも、その請求が本当に裁判所のものなのかどうかをまずは判断する必要があります。
裁判所から来ている請求書(訴状)は、「特別送達」という方法で送られてきます。これは法律上定められている手続きです。
そして、この特別送達には

 

@差出人が裁判所となっている
A表面に「特別送達」と表示されている
B必ず書き留めで届く

 

という特徴があります。
つまり、ポストに裁判所からの特別送達がポンっと入っていることはあり得ません。
裁判所からの特別送達については、対処が必要です。
その上で、実際に各請求なのかどうかを債務者において検討する必要があります。

 

まず、債務者の身に覚えがある請求かどうか、です。
何か思い当たる節(よく使用されるのは、有料アダルトサイトへの登録、利用等です。
但し、気を付けなければならないのは、ワンクリック詐欺と呼ばれているような、
アクセスしただけで「登録されました。
利用料金は●●円です。」等というものはこれに該当しないことです。)があるのであれば、
架空請求でない可能性があります。

 

また、中身を読むことは必要です。
仮に身に覚えがなかったとしても、何かしら債務を負っている可能性が0とは言い切れません。
もっとも、架空請求の場合、その多くは契約内容や利用規約、
どういった根拠でその請求がなされているか・・・といった点が非常にあいまいに書かれています。
業者からすれば、同じような請求をいろいろな人に対してしているのであり、
共通化したテンプレートが求められていることになる上、
架空請求に関しては、実際に債務者が債務を負ういわれはないのですから、そうなってしまうのは当然でしょう。

 

以上の点から架空請求と判断したのであれば、その旨を裁判所に伝え、
債権者の訴えを認めない判決を出してもらわなければなりません。
基本的には答弁書等の書き方が同封されているはずです。
その書面において、架空請求であることをしっかりと述べましょう。
また、少額訴訟の場合、少額訴訟に同意するか、ということを答弁書にチェックを入れるかどうかで決めます。
必ず、通常訴訟での審理を希望しましょう。
支払督促という裁判所からの支払命令(を思わせる文書)を利用してくる場合もありますが、
この場合は異議、という形になり、どうようの反論を行います。
そうすることで、訴訟が通常訴訟に移行します。
そうするとほとんどの架空請求業者は訴えを取り下げてくるので、ここで一件落着・・・となるわけです。
対処法を知っているかいないかで結論が大きく変わってきます。